愚痴に近い話

自閉症圏の子を持つ親の、地域のちっちゃいサークルに入っていて、窓口をやってる関係でいろいろ電話がかかってくることがある。多くは子どもさんに自閉症なり広汎性発達障害なりの診断がついたばかりのお母さんからで、サークルのことを知り、概要を教えて欲しいという内容。できる範囲で、丁寧に答えるようにしているつもりだ。でもたまに、やっかいなのがある。私個人に執着してくる電話だ。
相談相手や本音を言える相手がいなくて不安なのは判る。診断ついたばかりの親はみんな一緒だ。だからサークルやってるんだもの。でも私は単にボランティアで窓口やってるだけの普通の親で、カウンセラーでもなんでもないんですよ?てことが判ってない人が、なんでこんなにいるのかなぁ。そんなことにも気づかないほど、テンパっちゃってるってことなのかなぁ。
突然電話で相談を持ちかけてきたり、長電話で愚痴を言ってきてみたり、家族ぐるみの付き合いを求めてきたり、その割に会合をドタキャンしたり。


仲良くなってからならいいよ、お互いさまだもの。相談だって愚痴だって聞くよ。一緒に遊びにも行こうよ。


でも私、あなたのこともあなたの子どものことも全然知りませんから! それなのに、有効なアドバイスができると思う? 見ず知らずor知り合ったばかりのあなたのために、時間も手間も、割かなきゃいけませんか? それなりの相談窓口、公的機関にありますよね?


そう言いたいけど、診断ついたばかりの時の親って、気持ちがかなり弱っているだろうから、はっきり拒絶しにくい。やんわりと、プロじゃないから役に立てないみたいなことを伝えて、電話を切る。かな〜り、消耗する。お金でももらわないとやってらんない、って思うことしばしば。でももらうわけにもいかない。


サークルの会合の時だけは、ちゃんと先輩お母さんの役割果たすからさ、普段の時までその役目を押し付けないでくれよ! こんな状況になるから、役員やる人がいなくなって、親の会が先細っていくんだよ!


…愚痴に近い話というよりは、すっかり愚痴ですね。すみません。