お葬式があった

先日、私の祖母が亡くなった。蜜柑には曾祖母にあたる。蜜柑が産まれた頃にはもう寝付いていたので、蜜柑にはほとんど思い出はないと思うんだけれど。でも私にとっては大好きなおばあちゃんだったので、一家揃って通夜から葬儀に参列し、お手伝いもした。非日常が苦手な自閉症児連れだとしても避けては通れないし、何より私自身が、やれるだけのことをしたかったから。
幸い、夫がばっちりついていてくれたせいか、蜜柑はあまり乱れなかった。けれど、割と田舎の方の葬式なので行事はかなりいろいろあり何日も続く。さすがに終わりの方になってくると、指示が入らなくて、ちょっと困ったこともあった。でもまぁ合格点だと思う。よくがんばってくれたなあ。浄土真宗大谷派の葬儀で、みんなでお経を唱える比較的賑やかな葬儀だったのも、助けになったと思う。経本にはふりがながふってあるので、蜜柑も偉そうに一緒にお経を唱えることができて、間が持ったのかもしれない。

ハプニングとしては…
火葬場で線香を渡されて、何を考えたのか、止める間もなく線香を口にくわえてしまった。すぐに口から出したけれど、「あつい。いたい。」と訴える。私と夫「あたりまえだバカもの!」 で、ちょっとまだ唇に跡が残っている。
葬儀の翌日、身内と近所のみでの仏事があったんだけど、もう少しでお経が終わるというそのとき、蜜柑の方から「ぷー」と言う音が…。めちゃくちゃ恥ずかしかったです。

親戚が多く集まったので、蜜柑のことを親戚中にカミングアウトすることができたのも、よかったと思う。仲のいい人たちには話してあったんだけど、遠い親戚の人たちにまではさすがに話せていなかったから。ついでに、弔問外交よろしく、障碍をもつ従兄弟のお母さん(おばさんだね)に話を聞いたり、小学校の先生をしていたおじさんに、障碍児の就学について話を聞いたりすることもできた。
この数日間で人脈がとても大きく広がった気持ちがして、これは、おばあちゃんが私と蜜柑に残してくれたプレゼントなのかなぁ、と思っている。