雨が降ると

ごぶさたしています。変わりなく元気でした。
名古屋、雨がいっぱい降っています。9月11日という日の大雨で、なんだか怖くて夜更かししています。
9月11日。世間的には9.11テロの日ということになっているんでしょうが。私にとってはきっと一生、その一年前、東海豪雨の日であり続けるんだと思います。
前回の(つってもえらい前の記事ですが)台風のエントリーでも書いたように、我が家は東海豪雨の被災経験があります。被災者としては被害は少ない方だったと思いますが、家族で学校に避難して、怖い1日を過ごしました。
蜜柑はまだ1歳でした。自閉症の診断はまだ全然ついていなくて、なんか変わった子だよなあ、と思っていたのは私だけだった頃でした。夜中の2時頃、蜜柑は夫におんぶされて、みんなで避難しました。蜜柑はとてもよく寝ていて、避難している間も全然起きず、結局起きたのは避難所の体育館の中、すっかり夜が明けてしまってからのことでした。避難している間、雨はたたきつけるようでしたし、体育館内は煌々と電気がつき、話し声は騒がしく、子どもらは泣き、騒ぎ、走り回っていたのにです。このことは後に親類内では、蜜柑は大物だなあという笑い話になりました。でも私にとっては、こんなに眠りが深いなんて、やっぱりこの子は何か違う、と思ったエピソードになりました。
避難所の様子は、今でも昨日のことのように思い出されます。車椅子の男性が、雨もかなりやんだ昼近くになってから避難してきたのが特に印象に残っています。人手がなく、避難手段がなかったため、避難が遅くなったようでした。
当時は蜜柑も小さかったのでなんとか一緒にいられましたが、今だと多分、避難所にはいられないでしょう。どう考えても、パニックを起こさずにいられるとは思えません。迷惑になるし、それを納得のいくように収める気力が湧くとも思えませんし。いわゆる災害弱者ということになって、地震なら車避難ということになるでしょう。でも水害だと車避難は無理なんですよね…。

ちょっと雨も小やみになってきたようです。今日のところは、安心して寝ようかな。