最終話を見て

終わっちゃいましたね〜。終り方については賛否両論あるようですが、私の意見は、最後で。

今回も、2か所ほど、号泣させていただきました。まず、淡路恵子さんのシーン。「障害のある子がいるのが当たり前の世の中になるといい」というところ。
ドラマであっても、こういうことを言われるのは、素直にうれしいです。見ていてくれる人はいるんだよ、と信じたいんです。一人一人、理解してくれる人が増えるように。がんばっていきたいです。

あとはやっぱり、里緒先生お別れのシーン。きっと最終回に母のあの台詞が来ると予想してはいましたが、やはり泣けました。明るく元気に働く大人。障害があろうとなかろうと、大人も子どもも、目指すべき姿なのではないかな、そう思っています。もちろん、息子・蜜柑にも、そうなってもらいたいと思っています。そして、自分自身も。
「りおせんせい、さようなら」にも大泣きしました。よく成長したね、がんばったね、光くん。

で、その後バタバタっとラストシーン。我が家は「お、お、これは〜〜っっっ!!」と、大騒ぎでした。続編、作るつもりなのかもしれませんが、そしたらきっと見ますが(汗)、私としては「しかし問題は果てしなく続くのだ」という問題提起と読みたいです。

この日記、「光とともに…」で検索して来てくださっている方が多いです。ドラマが終わって多分これからは、以前のように何人かの常連さんがいらっしゃるくらいの日記に戻るのでしょう。
ドラマのおかげで、自閉症に対する理解が広がったのは、とてもありがたいです。でも、ドラマが終わっても、自閉症者の生活は続いて行きます。問題やトラブルは果てしなく続きます。

どうか、この日記を読んだみなさん、自閉症者のことを忘れないでください。

世の中には多くの自閉症者がいます。光くんのようなタイプには会ったことはないかもしれません。しかし、知的な遅れのない自閉症者が、きっとみなさんの回りにもいらっしゃいます(ドラマではほとんど語られませんでしたが。高機能自閉症アスペルガー症候群などと呼ばれます)。
その人は、なんだか風変わりな人に思えるかもしれません。でも、非自閉症者の世界の中で、みなさん懸命に生活していらっしゃるのではないかと思います。

風変わりな行動をしている人を見かけたら、そしらないでいただけるだけでも、じろじろ見ないでいただけるだけでも、ありがたいんです。「何かこの行動には理由があるんだろうな」と思っていただけるだけで。

欲を言うなら……
何が自閉症者たちの助けになるかは、その人それぞれなので一概には言えませんが、何かできることはないかな、と、少しでも思っていただければ、ものすごくありがたいです。

私も、子どもも、「明るく元気に働く大人」を目指していきたいと思っています。細く、長く、がんばっていきます。


光とともに…」の続編が作られることになったら、きっとまた熱くいろいろ書くだろうな、と思います。そのときに、また、お会いしましょう。

常連の方は、また数日後にお会いしましょう(笑)。