1週間の成果は

先週書いたエントリー「今日のおやつ」から1週間。引き続きやっておりました、おやつに関する会話。1週間の成果を発表したいと思います。
練習の甲斐あってか、おやつはほぼ完璧に答えられるようになりました。名前を知らないメニューは、彼なりの語彙を使って答えてくれます。(「きびだんご」→「きいろおだんご」)おもしろいです。
給食の内容も引き続き聞いていましたら、週末には答えられるようになりました。「さかな(煮魚)。と、ぽてさらだ(ポテトサラダ)。と、みかん! でざーと、みかん!」だそうです。練習の甲斐があったなぁ。うれしいです。「何して遊んだ?」とか、いろいろ話せるようになってきてくれるようになるといいなぁ〜。

話は変わりますが。
市の事業の一環で、発達に遅れの見られる子たちが遊べるところがあります。蜜柑と私は以前からそこを利用していまして、今日は久しぶりにそこへ行ってきました。今日のプログラムは粘土遊びでした。蜜柑は粘土があまり好きではありません。べたべたするのが苦手みたいで。初めはしょうがなくやっていたのですが、やっぱりすぐに飽きちゃう。指導員の人が、興味を持たせようと粘土で花を作って、蜜柑に見せてくれました。
「ほら、蜜柑くん、これなーに?」
「ねんど」
「……」
やっぱりそうくるかな〜、と思っていました母は。自閉症の人の想像力の障害、コミュニケーションの障害の例と言ってもいいくらいでしょう。相手の人がどういう答えを期待しているかを想像するのが苦手なんですよね。そりゃー、粘土だわなぁ。
でもそこは、指導員の人も慣れたもので、「そっか、じゃ、『蜜柑くんこれ何に見える?』」
「はな」
こういう聞き方だと答えられる訳です。理解していてくださって、ありがたいことです。
ちょっと興味を取り戻して粘土をこねていたけど、結局は「あそぶ」と言って、おもちゃの方に逃げちゃったんだけどさ。もうちょっと苦手なことにも根気を持ってくれるといいんだけどなぁ。