前回の記事について補足・本の紹介

前回の記事「子どもに優しくない」の内容についてちょっと補足がてら本の紹介を。

私は「そだちの科学」という雑誌(と言っても半年に1回しか出ない)の読者です。発達障害についての記事が多く、いつも児童精神医学・心理学・療育現場・教育現場の、とても有名な方々が寄稿されていて、いつも興味深く読んでいます。で、その第4号が最近出たんですね。
そだちの科学 4号 (4)
「学童期のそだちをどう支えるか」と題して、最近の子どもを取り巻く状況についていろいろな方向から検討されています。昔の子どもと今の子どもの生活様式の変化やその問題点、むしろ変化したのは大人であるという指摘、子どもは現代社会に適応した結果変化したのだという指摘、教育現場の実態、学童のこころの臨床例などなど。最近出た雑誌の内容を引用するのもどうかと思うのであまり詳しくは書きませんけれど、興味深い内容が多く取り上げられています。前回の記事で私が書いた、子どもを取り巻く環境の変化についての部分。私一人の思いつきだけではなかったように思います。