必ずしも

蜜柑の保育園では、先生の勤務に早番や遅番、土曜保育などがある。だから、いつも担任の先生がいてくれるとは限らない。そんなときは別の先生がクラスに入ってくれる。
蜜柑のクラスによく入ってくれる先生は、子どもに結構人気がある先生だ。元気があって、子どもに読んでくれるお話も抑揚大きく面白そうで、みんなきゃっきゃ言って喜んでいる。
でも、どうも蜜柑とは相性が良くないように思える今日この頃。先生が悪いんじゃないんだけれど、なんに付けてもリアクションが大きいみたいで。大抵の子どもは面白く受け止めるんだろうけれど、自閉症の蜜柑にとっては、そんな他人の激しい感情の変化は脅威に思えるようなんだよね。びっくりして泣いたりしているようなんだ。
そういう人もいるって勉強にはなるだろうし、いつもその先生って訳じゃないから、ま、いいかと思っているんですけど。多くの子どもにとってのいい先生が、必ずしも蜜柑にとっていい先生という訳ではないんだなぁ、と思いました。そして多分逆もまた真。沈着冷静な先生は蜜柑にとってはいい先生なんだけど、他の子たちにとっては、物足りないこともあるんだろうなぁ。