蜜柑とお祭り

先週のことになるけれども。夫の実家の辺りでお祭りがあったので、蜜柑と、夫のお母さんと、私とでお祭りに繰り出しました。
蜜柑がこのお祭りに行くようになってから5年になります。初めの年は、人混みが怖くて泣いて、ただ抱っこされてぐる〜っと屋台が出ている前を歩いただけでした。次の年は自分で歩くようにはなったけれど、単に目的地に向かって歩いていただけで、屋台にはほとんど興味を示しませんでした。ジュースを買ったくらいだったかな。次の年はちょっと屋台や売り物に興味を持って見ていたので、2、3の屋台で食べ物やおもちゃを買ってあげて。去年はかなり欲しいものがはっきりしてきて、欲しいものの意思表示をしたのでデカレンジャーの水風船や綿あめを買いました。さて、今年。

初めに申し上げます。すっげー、いいカモでした(泣)。

屋台のにーちゃんたちの商売上手さと、蜜柑が半端に喋れるようになったため、にーちゃんと話ができるようになっちゃったのが敗因です。具体的な行動は、以下の通り。

蜜柑、興味のある屋台(特にマジレンジャームシキングに弱い)へ近付く。
私、追っかける。
屋台のにーちゃん、じーっと見ている蜜柑に「これが欲しいの?」と指差しながら聞く。
蜜柑の返事「ハイ」
「はいどうぞ」にーちゃん、蜜柑に商品を渡す。
私、追い付く。
にーちゃん「はい500円」
私「……」

払わない訳にいかないじゃんよ〜〜(泣)。

にーちゃんの「欲しいの?」は「買うの?」という意味であるということを判っていないというのも、原因の一つかも知れません。でも自閉症児じゃなくても子どもなら「うん」って言っちゃうよなぁ! あざといぜ、にーちゃん。まぁ、夫のお母さんがついてきてくれていたので、私が躊躇している間に、お金はほとんど出してもらってしまいました。孫かわいさですね、ありがたいことです。
というか、どちらかというと。私も義母も、蜜柑が「これがほしい」といった意思表示をしないことを悩んでいた時期が長かったので、ついつい蜜柑が「ほしい」といえば買ってしまうようなところがあります。甘いかなぁ。普段はそんなに買い与えてはいないつもりなんですけど。お祭りと言えば「ハレ」の典型ですし、年に一度のことですから、「とくべつだよ」と言い聞かせて、いろいろ、買ってしまいました。

私や義母が「欲しい?」と勧めたものもありますが、最終的に蜜柑が欲しいと言って購入したものは…
ウルトラマンネクサスのハッカパイプ。
マジレンジャーのキャラクターすくい。
ムシキングすくい。
ソフトクリーム。
フライドポテト。
綿あめ(袋がマジレンジャー)。
ウズラの雛2羽

……どうすんのよウズラなんてさ〜〜!!

でも、私も乗り気だったから、しょうがありません。かわいかったんだもん…。実は我が家、ハムスターやらトカゲやらいろいろ小動物を飼っていまして、ケージとかペットヒーターには事欠かないんですよ。衝動買いとは言え、飼える自信があったから買いました。許して。(←誰に向かって?夫か?)蜜柑も、「ひよこ、ぴよぴよ」などと言って、かわいがっています。ま、いっか。