片付けをしていたら

歳末なので、ちょっとずつ掃除をしています。蜜柑は来年入学なので、物も増えるし、蜜柑の古い服やおもちゃを片付け始めました。でないと机も置けないので(笑)。
どんな親でも同じなのかなぁ。昔の服やおもちゃを見ていると、その頃のことを思い出して、なんともいえない気持ちにさせられますね。捨てがたいですね。
服に対する思いは多分みなさん同じような感じかなぁと思うんですが、おもちゃを見ていて、いろいろ思い出して、ちょっとうるうるっときてしまいました。

蜜柑はとてもおとなしい子どもで、小さい頃は何というか、反応があまり見られない子どもでした。だから私もかなり蜜柑が小さい頃から育児に不安を抱えてたんだけど。音を立てるとそっちを向くので、気に入るものがないかと各種音の出るおもちゃをいろいろ買ったものです。結局ほとんどのものはあまり気に入られず、気に入った車のハンドルみたいなおもちゃだけが割れるまで使われました。危ないからと隠すと泣いて探して、その音がすると家中のどこからでも飛んできて。私よりおもちゃの方が好きみたいに思えて(多分そのときは、ほんとにそうだったのだと思う)悔しかった。
とにかくいろんなものに興味を持たせたくて、いろいろ買ったけれどほとんどが無駄で、もう二度と買うもんかと思ったり。祖父母とか親類が、そのときの蜜柑の年齢相応のおもちゃを買ってくれるけれど、全くレベルがあわなくて使えなくて。物によっては怖がってキーっとなってしまって、箱から一回出しただけでそのまましまい込まれて忘れてしまったものとか。一部をひたすら何年もかじり続けたぬいぐるみは、かじっていた部分だけはっきり色が落ちてしまっていたり。いろんなものがありました。

蜜柑と、私たち家族の今までが、いっぱい詰まっていましたね。

でも、そんな広い家でもないし、思い出だけ残して、思い切って捨ててしまおう。それを捨てることで、蜜柑のこれからに必要なものを、いっぱい迎え入れよう。

自分にそう、言い聞かせているとも言う。でも結局、蜜柑が一番お気に入りだった、車のハンドルみたいなおもちゃは捨てられなかったよ(笑)。