美肌の秘密

ホームヘルパーの仕事をしていて、気がついたことをひとつ。あらかじめお断りしますが、あくまで、私が接した範囲内での話です。
障碍者の方達は、肌がきれいな方が多いように思う。女性はもちろん、男性でも、しっとりぷりぷりの、素敵な肌をしていらっしゃる方が少なくない。よく見ていると、特に身体障碍や知的障碍が比較的重めの方に、そういう肌をお持ちの方が多い気がする。
特にスキンケアを熱心にしていらっしゃる訳でもなさそうなのに(というよりは、ほぼノーメイクに近い)、なんでだろ? そう思っていたけれど、ヒントはすぐに見つかった。みなさん、とても色が白いのだ。
色が白い。つまり、紫外線にあまり当たっていない。すなわち、外に出る機会が少ないのだ。
それに気づいて、暗澹たる気持ちになった。
介護者の方は、がんばっていらっしゃる。私たちも微力ながら、できるだけ外にお連れして社会参加をしていただきたいと思っている。でも、やはり自分一人の力で外に出られないということは、大きな違いなのだと思い知った。
人の年齢は手に出る、なんて言うけれど、手もぽちゃぽちゃと柔らかい方が多い。指の根元にえくぼがあったりして。手も、荒れるほど使っていらっしゃらないということなのか。
肌の若さが、障碍者の方達の人生経験の幅の狭さを物語っているように思えて、せつなくなる。

少しでも役に立ちたいと思うと同時に、なんとかならんのか、と怒りに近い思いも感じる。福田新総裁は - 蜜柑とお茶漬けでも書いたけれど、今の政府は障害者自立支援法の見直しを公約にしている。でも全然審議が進んでいない。早いとこ、道筋をつけてもらいたいものだと思う。

やかましい!!

関東に台風が来た。我が家にも来た。
ほんっと台風来るとダメです、蜜柑。ずっとしゃべり詰め動き詰め、ことのほか上機嫌だけど少し叱るとパニック気味に大泣き。アップダウンが激しすぎてついていけません。
今年の秋は台風来なくて平和だと思っていたのに、接近するだけでこれだもんなあ。早く通り過ぎてください。お願い。

マラソンに挑戦

昨日、名古屋ではハンディマラソンが開催されまして、蜜柑と私と一緒に参加してきました。いつも走り回っているので、思いっきり走らせてやろうと思って。つっても走る距離は800メートルだけなんですけどね。
本人もやる気まんまんだったので勇んで出かけましたが、近くでやっていた別のイベントが悪かった。すっかり心奪われてしまい、くじで当たるシールを欲しがって大騒ぎ。待って並んでくじに挑戦するも結局はずれ、「蜜柑くんシールない〜(泣)」と大泣き。帰ったらお母さんが同じシールを作ってあげるからとなんとか宥めて、やっとマラソンに参加しました。
最初すごいダッシュで飛ばしていたのですが、そんな走り方じゃ当然すぐバテる。結局ジョギングくらいの感じで、無事完走しました。うれしげにゴールしていまして、参加してよかったなと思いました。
帰ってからもシールのことはちゃーんと覚えていまして、それらしいものを作る羽目になりました。PCでちゃちゃっと作ったのですが、充分満足したようで、くじに外れたことは話さなくなりました。
なんか、こんなもの作る技能ばかり上達している私だ(笑)。

雨が降ると

ごぶさたしています。変わりなく元気でした。
名古屋、雨がいっぱい降っています。9月11日という日の大雨で、なんだか怖くて夜更かししています。
9月11日。世間的には9.11テロの日ということになっているんでしょうが。私にとってはきっと一生、その一年前、東海豪雨の日であり続けるんだと思います。
前回の(つってもえらい前の記事ですが)台風のエントリーでも書いたように、我が家は東海豪雨の被災経験があります。被災者としては被害は少ない方だったと思いますが、家族で学校に避難して、怖い1日を過ごしました。
蜜柑はまだ1歳でした。自閉症の診断はまだ全然ついていなくて、なんか変わった子だよなあ、と思っていたのは私だけだった頃でした。夜中の2時頃、蜜柑は夫におんぶされて、みんなで避難しました。蜜柑はとてもよく寝ていて、避難している間も全然起きず、結局起きたのは避難所の体育館の中、すっかり夜が明けてしまってからのことでした。避難している間、雨はたたきつけるようでしたし、体育館内は煌々と電気がつき、話し声は騒がしく、子どもらは泣き、騒ぎ、走り回っていたのにです。このことは後に親類内では、蜜柑は大物だなあという笑い話になりました。でも私にとっては、こんなに眠りが深いなんて、やっぱりこの子は何か違う、と思ったエピソードになりました。
避難所の様子は、今でも昨日のことのように思い出されます。車椅子の男性が、雨もかなりやんだ昼近くになってから避難してきたのが特に印象に残っています。人手がなく、避難手段がなかったため、避難が遅くなったようでした。
当時は蜜柑も小さかったのでなんとか一緒にいられましたが、今だと多分、避難所にはいられないでしょう。どう考えても、パニックを起こさずにいられるとは思えません。迷惑になるし、それを納得のいくように収める気力が湧くとも思えませんし。いわゆる災害弱者ということになって、地震なら車避難ということになるでしょう。でも水害だと車避難は無理なんですよね…。

ちょっと雨も小やみになってきたようです。今日のところは、安心して寝ようかな。

やっぱりこうなった

来ましたね台風。台風に弱い息子蜜柑。(台風が憎い - 蜜柑とお茶漬け参照) 今回は、比較的冷静じゃん?と夫と話していた矢先、鹿児島上陸辺りからやっぱりテンションがおかしくなってきましたよ。とにかく一瞬たりとも黙ってない。一瞬たりとも動きが止まらない。普段あまり多動傾向がないので、ひときわ目立ちます。連休でよかった。平日だったら学校で大迷惑だったことでしょう。
あらかじめ予測がつくことなので、私たち親も、どかっと構えられるようになって、あまり気にならなくなりました。「愉快だなぁ」と笑ってみています。
でも怖いな台風。蜜柑のこととはまったく別として、東海豪雨被災者なので。大雨が降ると不安になります。早く通り過ぎないかな。