ひとりごと

子どもが小さいうちに、子どもと一緒にいろんなことを経験していかなければならないと、最近つくづく思う。「いろんな習い事を〜」てなことではなくて。
いろんな場所に行き、いろんな人に会い、いろんな経験をする。その中で、好きなこと・場所・人は何か、嫌いなこと・苦手なことは何か、その時どう対処すればいいのか。これをすると大抵機嫌が直るとか、時にはパニックになることを通して、子どもを知ることができる。好きなことや楽しめることも、不適切な行動の原因も経過も対処法も、すべて経験してみなければ判らない。子ども自身にも、親にも。
仕事をはじめてから、いろんな自閉症の方に会う機会が増え、これはもう少し早いうちになんとかできなかったんだろうか、という例をよく見る。どうすればいいのか、本人にも親にも判らない。経験したことがないから。似たような経験といっても、それもない。引き出しが余りに少ないから、対処法を見つけるのに時間がかかり、ついには対処を諦めてしまう。本人はいつまでたっても苦しいまま…

ぜひお子さんにいろんな経験をさせてあげて欲しい。そしてそれを見ていて欲しい。大変なのは重々承知だ。でも大きくなってからはじめて経験させるよりは、失敗してもダメージが少なくてすむと思う。

まあ、ここ見に来てくださってるみなさんには、釈迦に説法かなとも思いますが。自分への戒めの意味も込めて。チラ裏でごめんなさい。