「マラソン」私の周りでは

お友達の中でも「マラソン」見た人がぱらぱら増えはじめました。つい聞いてしまう、「映画館何人入ってた?」
惨澹たる結果でした。「数えてないけどがっらがらだった」「7人」「3人」……一桁かよ……。大丈夫なんだろうか、ホント。心配。1ヶ月上映してくれるかな? 2週間打ち切りとか、やめてよね?
あと、ちょっと映画について思い出したことを。


ラソンを初めて、チョウォンの噛むクセがなくなって、というくだりがあったけれど。
自傷行為を見ているのは、親としてはものすごく辛い。自分の愛する子どもが、自分で自分を傷つけているんだもん。何かをすることで、自傷行為が減るのであれば、私だってきっと必死でそれに取り組ませると思う。私の周りの自閉症の子どもたちを見ていると、ストレスを感じた時、気持ちを吐き出す術がなくて、いてもたってもいられなくて自傷行為をおこなっているように思える。チョウォンの場合はマラソンをすることでストレスを発散する術ができたのか、ストレスに耐える力がついたのか、どちらかは判らないけれど。それを始めることで自傷が減ったのならば、マラソンのおかげだと母親が思うのは当然だと思う。
ラソンに取り組ませようとする母親をコーチが非難するシーンがあったけれど、チョウォンの手の傷跡を見た辺りから、コーチはチョウォンがマラソンをすることに、より積極的になっていく。もちろん、チョウォンとの心の交流があった上で、なんだけど。でも、あのシーンで、チョウォンと母親の気持ちに心を至らせたのだ、と、私は解釈したい。